塗り足しと余裕分のエリアについて

みなさん、こんにちは!

いよいよ季節は春♪ です。

お花見が待ち遠しいですね♪♪

しかしながら、札幌の桜はGWまで咲きません。。。
そして、札幌のお花見は寒いです(笑)

さて、今回は時々お問い合わせを頂く、
「塗り足し」 「余裕分のエリア」 について書かせて頂きます。

まず初めに、 「塗り足し」 からです。

こちらが完成イメージです。

上記に型抜きラインを表示したものが次の画像です。

黒い線が型抜きラインとなります。
この黒い線(型抜きライン)の外側に3mm以上の塗り足しが必要になります。

デザインによっては、塗り足しの付け方が難しい場合がありますが、
今回のデザインですと、単純にピンクの背景をオフセットするだけで、
簡単に塗り足しを付けることができます。

オフセットされたい背景のオブジェクトを選択し、
イラストレーターのメニューの中の、

オブジェクト → パス → パスのオフセット と選択します。

次にオフセットする量を入力します。
通常は3mm以上あれば問題ありませんので、3mmで入力します。
角の形状はラウンドが良いと思います。

そしてオフセットされたものがこちらです。

これで、型抜きラインの外側に3mmの塗り足しが付きました。

 

 

次に、「余裕分のエリア」について書かせて頂きます。

「余裕分のエリア」とは、言い替えますと、
仕上がり時に、切れてしまう可能性のあるエリアとなります。
今回はその確認方法をご説明させて頂きます。

まずは、以下の画像をご覧ください。


 

型抜きラインを選択し、塗り足しの時と同じように、パスのオフセットを選択します。

今回は「-3mm」で入力します。


オフセットされたものが以下になります。

ブルーの選択されたラインが、黒い型抜きラインの内側3mmのラインです。
この3mmより内側にあるものは切れてしまう可能性がございません。
しかし、ブルーの線と外側の型抜きラインの間のエリアは、
仕上がり時に切れてしまう可能性がございます。

「塗り足し」及び「余裕分のエリア」が不足している場合は、
ご確認させて頂くことになり、その分受付完了となるまでにお時間がかかってしまいます。
少しでも早く、お客様に型抜き印刷をお届けしたいと思いますので、
ご入稿前にお客様にてご確認して頂きます様、よろしくお願い致します。

その他のデータを作る上での注意点は以下にてご確認ください。

→ テクニカルガイド


なにかとイベントが多い春です。
型抜き印刷.comで、イベントの準備をしませんか♪